ホホバオイルには、私たち人の肌に高い保湿効果と、お肌を守るバリア機能を高める効果が期待できます。
そんなホホバオイルですが、実は「タイミング」や「いつ塗るのか」を間違えると、逆効果をお肌に引き起こしてしまうことがあるんです。
ホホバオイルを使用するためには、【どんなタイミング】で【いつ、どんな風に使うか】が本当に大切!
これを知らないだけで、ホホバオイルの効果を引き出すことができなくなってしまうんです。
ホホバオイルの魅力を最大限に引き出すためにも、【タイミング】【いつ使うか】をしっかりと把握しておきましょう。
ホホバオイルはタイミングが命!その理由と特性
ホホバオイルには、私たちの肌に潤いをキープする保湿力、外的刺激からお肌を守るバリア機能を高めてくれる効果があります。
そのほかにも、数え切れなくらいの効果も期待できます。
そんなホホバオイルは「ワックスエステル」という成分で90%以上が構成されています。
このワックスエステルは、私たち人の皮脂に含まれている成分と同じです。
そのため、私たちの皮脂と同じ成分でできているといってもいいくらいで、その分お肌へのリスクやデメリットがとっても低いのです。
この「ワックスエステル」を含む豊富に含む天然植物や動物は、今のところ「ホホバ」しか発見されていません。
ということは、私たちの肌に「唯一」ワックスエステルを与えることのできるオイルが「ホホバオイル」なんです。
こんなに魅力的なホホバオイルには、ある特徴があります。
ホホバオイルの特徴


ホホバオイルには、高い保湿力があります。
しかし、ホホバオイル自体には保湿する力はありません。
どういう意味かというと・・・
保湿する成分: お肌に水分を与え、お肌自体に潤いをつくりだす成分
保湿する力: お肌に水分を閉じ込め、水分が外に逃げないにする力
この2つには、微妙な違いがあります。
しかし、この2つの違いが、実はとても大きな力なんです。
ホホバオイルは「保湿する力」に優れています。
ただし、「保湿する成分」は持っていないので、お肌に水分がない状態でホホバオイルを塗っても「乾燥」したままの状態になってしまいます。
それは、保湿する成分がないと、お肌に水分が補給されないので、お肌を潤すことができないのです。
もっとわかりやすく説明をすると、例えば。
グラスに水を注いで、その上からラップをします。
そのグラスには水分が入っていて、ラップはその水が外にこぼれないように守っています。
しかし、グラスに水を入れないでラップをしても、グラスの中に水はありません。
そして、グラスには水がないのでラップをしていても意味がないですよね。
ラップをしても、水がグラスの中に入ることはないからです。
グラスの中の水が「保湿する成分」、ラップが「ホホバオイル」で考えるとわかりやすいですよね。
いくらホホバオイルを使ったとしても、お肌に水分がなければお肌を潤すことができないのです。
ということは、ホホバオイルを使うタイミングは!
- お肌に水分があるとき
- お肌に保湿成分を与えたとき
このタイミングで使用することが必須なんです!!
このタイミングを間違えると、「インナードライ」といったお肌の乾燥状態を呼び起こしてしまいます。(→インナードライとは?お肌を危険にさらす第一歩!?)
ホホバオイルを使っても「乾燥が解消されない」と言われている場合は、使うタイミングを間違えてしまっていることが多いのです。
【どんなタイミング】【いつ塗る】のがベストなの?ホホバオイルの使い方
じゃあ、「水分」をお肌に含むタイミングっていっても、いつがいいの?となりますよね。
そこで、ホホバオイルを使える5つのタイミングをご紹介します。
1 入浴前
「え?入浴前って大丈夫なの?」と思っちゃいますよね。
大丈夫です!!
ただし!!
使う目的
- 頭皮のケア(ニオイ、かゆみ、フケ、白髪、薄毛など)
- ニキビ予防・改善
- 毛穴のケア(黒ずみ・角栓)
- いちご鼻
使う頻度
週に1回程度がベスト。
頻繁にやりすぎると、逆効果になる場合があります。
頭皮ケアの方法はこちらで紹介しています。(→詳しい頭皮ケアの方法は?)
顔の毛穴ケアに使う方法はこちら♪(→詳しい毛穴ケアの方法はこちら)
2 入浴中
実は、入浴中に使用することもできちゃうんです♪
入浴中は、お肌の毛穴が開き、ホホバオイルもより浸透しやすくなります。
また、お風呂に入っていることで「お肌に水分」を持っている状態になっているので、保湿効果もゲットできちゃいます。
使う目的
- オイルクレンジング
- バスオイル
- ヘアトリートメントに混ぜる
- マッサージオイルとして
使う頻度
毎日でもOK!
入浴前とは違い、入浴中の目的は「保湿」することになります。
そのため、毎日でも使用してOKなんです♪
バスオイルとして使用する場合は、頭の先から足の先まで、しっかりとホホバオイルを浴びせることができます。
また、塗りすぎることも防げちゃいます。
クレンジングの方法はこちら♪(→ホホバオイルでオイルクレンジングする方法)
バスオイルやトリートメントなどと一緒に使用する方法はこちら♪(→入浴中に全身に使用する方法はこちら)
3 入浴後
入浴後がホホバオイルを使用する、もっとも大切な時間です!
特に、入浴後はお肌にしっかりと水分が補給されています。
このタイミングで保湿ができるかどうかが、お肌の状態につながります!
使用する目的
- 全身の保湿
- ヘアケア
使用する頻度
毎日でもOK!
こちらも保湿が目的なので、毎日でもOKです。
使用するタイミングは、お風呂から出て5分以内です!
というよりも、5分といわず「濡れている肌」に塗ってしまいましょう!
ホホバオイルは他のオイルと違って「水分と馴染む力」が格段に高いです。
そのため、濡れている肌に塗ることで「ホホバオイルの伸び」も良くなります。
ヘアケアにも使用することで、髪にはツヤがでます。
ドライヤーや紫外線の熱からも髪を守ることができちゃうので、とってもおススメです。
お風呂上りに全身にホホバオイルを使用すること。(→全身を保湿する方法)
そして、ヘアケアに使用すること。(→ヘアケアの方法)
この2つがとっても大切です!!
4 乾燥しているタイミング
ホホバオイルは、1日に使う回数の制限がありません。
そのため、部位によっては1日に何度使ってもOK!
乾燥を感じたら、しっかりとホホバオイルで潤してあげましょう。
使う目的
- ハンドケア
- 傷や火傷などの炎症
- 痔
- 乾燥した部位の保湿
ホホバオイルは、傷や火傷などの炎症にも効果を発揮します。(→火傷や傷に使用する方法)
また、痔やイボなどのケアにも使うことができます。(イボ、痔に使う方法)
こういった場合は、保湿とは違う目的になるので、その都度使う頻度を変えていく必要があります。
もし、お肌が乾燥していると感じたり、ハンドケアで使用したい場合は、お肌を一度潤してから使用しましょう。
お風呂上り以外に使用する場合は、化粧水やクリームなどと一緒に使うことが最適です。
5 そのほかのタイミング
そのほかにも、使うことのできるタイミングがあります。
例えば、赤ちゃんのオイルマッサージに使用したり、化粧品に混ぜて使用することができます。
ホホバオイルをメイクの前や、日焼け止めを塗る前に塗ることで、お肌に直接「化粧品」の成分が当たることを防ぐことができます。
そのため、お肌への負担をへらすことができるので、肌を守ることができるのです。(→メイクの前に使う方法)
ホホバオイルを正しいタイミングで!
ホホバオイルは、正しいタイミングで使うことでバツグンの効果が期待できます。
肌のターンオーバーを正常化させてくれたり、化粧品の効果をより浸透させてくれる働きのおかげで、お肌がプルプル!も夢じゃありません。
私も使用する前は疑っていましたが、今ではホホバオイルを手放すことができません。(笑)
ちなみに、使用する際は「適量」をしっかりと守って使用しましょう。
つけすぎると「ニキビ」や「肌トラブル」の原因になります。
私も「つけすぎ」に気づかずに使いすぎて、ニキビができたことがあります。
最初は「少なすぎるかも・・・」くらいの量で使用してみましょう。
どれくらいの量を使うのが良いかも、「使い方」でご紹介しているので、そちらでご確認ください。
最初は「使う量」や「タイミング」を守ることが面倒に感じるかもしれませんが、使い続けることで効果を感じられると、そんなことは忘れちゃうかもしれません♪(笑)

