ホホバオイルには高い保湿効果と、抗酸化作用があります。
そんなホホバオイルにティーツリーというアロマを併用することで、さらにある効果を体にもたらしてくれます。
ホホバオイルはエッセンシャルオイルとしても使用できる、万能なオイルです。
ホホバオイルとティーツリーを同時に使うことで、どんな効果があるのでしょうか。
その正しい使い方も一緒にご紹介します♪
【ホホバオイル×ティーツリー】の効果
ホホバオイルをこれまで使ってきた方は、ホホバオイルの素晴らしさを実感されていると思います。
これからホホバオイルを使用される方は、最初にパッチテストを行ってから使用を開始しましょう♪(→パッチテストの方法)
ホホバオイルには素晴らしい保湿効果と、お肌に栄養分を素早く浸透させる効果があります。
それは、ホホバオイルの持つ「ワックスエステル」という成分に秘密があります。
ワックスエステルは、私たちの皮脂に含まれる成分と同じです。
そのため、私たちの肌に馴染みやすく、浸透もしやすいのです。
また、ホホバオイルは私たちの皮脂分泌を調整し、ターンオーバーの正常化を助けてくれます。
そのため、肌トラブルからの改善や外的刺激から守ってくれる素晴らしいオイルです。(→ワックスエステルとは?肌にもたらす最高の美容効果とは?)
そんなホホバオイルと一緒に使うと、ある効果が得られるのが「ティーツリー」です。
ティーツリーとは?
ティーツリーとは、アロマの一種で「さわやかな香り」を持つ幅広い効果を持つアロマオイルです。
なんと、ティーツリーは300種類もある種類まで豊富なアロマ。
特に効能が高く、人気なのが「ニューサウスウェールズ州」の北東部で育つ「Melaleuca Alternifolia(メラレウカ アルテルニフォリア)種」から採れたオイルです。
もし精油を購入されるのであれば、原産地や品種のことを基準に選ぶことがおススメです。
ティーツリーがもたらす効果は身体の部位によってことなります。
心への作用
- 精神疲労
- 不安
- うつ状態
- 無気力
- 集中力
沈んだ気持ちを引き上げたり、意欲を高める効果があります。
疲れた心をリフレッシュさせ、頭を明快にしてくれるので、やる気をアップさせる効果も期待できます。
身体への作用
- 抗感染作用
- 免疫力アップ
- 抗菌・抗炎症作用
- 風邪
- インフルエンザ
- 花粉症の緩和
- 去痰効果
- 咳を鎮める効果
- 気管支炎の緩和
- 筋肉痛
- 口内炎、歯肉炎の改善
優れた抗感染作用や免疫力アップの効果があります。
そのため、風邪やインフルエンザ、花粉症の緩和に効果が期待できます。
また、呼吸器官全体へ絵の抗炎症効果も発揮するので、鼻づまりや鼻水、喉の傷みにも効果的♪
肌への作用
- 水虫
- 切り傷
- ニキビ
- 化膿した傷
- やけど
- 日焼けの炎症
- フケ
- かゆみ
- シラミ
- イボ
- 虫よけ
- 爪白癬
抗菌・殺菌・抗真菌作用に効果があります。
そのため、ニキビや水虫などの治療に使われることもあるほど。
フケやかゆみにも効果があるとされているので、ヘアケアにも活用されます。
抗炎症効果もあるので、切り傷や虫刺され、かゆみなどにも効果が期待できます。
しかも!!
肌への効果は非常に高いのに、刺激が少なく肌に優しいのも魅力の一つなんです。
【ホホバオイル×ティーツリー】の使い道
様々な効果を発揮するティーツリーにホホバオイルを合わせて使うことで、さらにお肌へ効果を発揮してくれます。
ティーツリーの成分を、ホホバオイルがしっかりと肌に浸透させてくれるからです。
そんな二つの効果が合わさったオイルの使い道はたくさんあります。
どんな目的で使用するのが良いかご紹介します。
1 アトピーやニキビ
お肌のバリア機能が乱れたときに症状が現れやすいのが「アトピー」です。
そんなアトピー肌に使用することで、症状を改善してくれ効果が期待できます。
また、抗炎症効果もあるため、炎症を起こしているニキビにも効果的です。
特にひどい炎症を起こして、痛みを伴うニキビの場合は「ティーツリー」の原液を綿棒でちょんちょんとつけることで、早く治療することができます。
ただ、目の周りは皮膚が薄いので使用は控えましょう。
それから、ホホバオイルの保湿効果をしっかりと発揮するためにも、広い部位で使用する場合は「保湿」や「使用するタイミング」もしっかり守っていきましょう。
保湿が不足すると「インナードライ」という状況を起こしやすくなります。(→インナードライとは?オイルを塗っても乾燥するってホント!?)
インナードライを防ぐためにも、保湿を行ってから使用するか、お風呂上りのタイミングで使用をしていきましょう。
2 イボや傷
加齢やウイルスが原因で発生する「イボ」にも効果を発揮するといわれています。
ウィルス性のイボや範囲の少ないイボであれば、原液を綿棒でつけ続けることで自然に治癒させることができます。
老人性のイボの場合は範囲が広く、デコルテや首などにできやすいです。
この場合は、ホホバオイルと混ぜて塗ることで、広い範囲でもティーツリーの効果をしっかりと届けることができます。
3 水虫
水虫は「白癬菌(はくせんきん)」というカビが原因で発症します。
湿度の高い靴の中や、ムレている状態だと活発に活動するカビです。
通気性をよくすることで予防したり、改善することができます。
さらにそこでティーツリーを使うことで、より改善を早めることができちゃいます♪
重度の水虫には原液を直接塗ってもOKです。
ただ、ホホバオイルと混ぜることで、より肌に負担を与えず、広い範囲で予防しながら改善することができます。
安全性も高いので、まずはオイルと一緒に使用することをおススメします。
ティーツリーとホホバオイルを使用した水虫への実験結果では、「50人中49人」に改善が見られました。
人によって個人差はありますが、中には完治をした人もいます。
継続して使用することが必要になります。
4 爪白癬
足の親指の爪が、白濁して厚ぼったくなる爪白癬。
症状として放置されやすいのですが、放置をすると水虫などの原因にもなります。
通常の治療では「抗生物質」を1年以上のみ続けるのが基本です。
しかし、水虫と同様に「ティートリー×ホホバオイル」のオイルを使用することで改善ができることがわかりました。
通常、抗生物質の服用1年という治療期間が必要なものが、ティーツリーとホホバオイルのオイルを塗ることで「半年」で改善した例もあります。
また、病院で処方された塗り薬を併用することで、さらに短期間で済んだ実験例もあります。
これは、ホホバオイルが塗り薬の浸透性を高める効果を発揮したことが大きく影響しています。
【ホホバオイル×ティーツリー】の使い方
ティーツリーを使用する際は、オイルとの割合が大切になります。
症状によって使う際の割合は変わってきます。
ホホバオイル×ティーツリー(少量)
- ホホバオイル 10ml
- ティーツリー 2滴
この分量から始めてみましょう。
敏感肌の場合は、濃度を0.5%程度に薄めて使うことをおススメします。
まずは濃度を1%程度にして様子を見て使用していきましょう。
慣れてくきたら濃度を上げてもOKです。
ホホバオイル×ティーツリー(高濃度)
- ホホバオイル 10ml
- ティーツリー 10~20滴程度
濃度としては、だいたい10%程度の濃度になるように作りましょう。
この濃度高めに作るオイルは、「水虫」「爪白癬」を目的に使用します。
ただ、慣れるまでは低濃度から初めて、少しずつ濃度を高める方がお肌への安全度や安心度は高いです。
また、パッチテストもきちんと行ってから使用を開始しましょう。(→パッチテストの方法)
【ホホバオイル×ティーツリー】と上手に付き合う
ホホバオイルとティーツリーを一緒に組み合わせることで、お肌により素晴らしい効果を発揮することができます。
アナタの目的に合った使い方を見つけてみてください。
気を付ける点は、ティーツリーは内服してはいけません。
ティーツリーを飲んでしまうと、歩行が困難になったり、吐き気、自分のいる場所さえ分からなくなることがあります。
そういったことが起こらないようにするためにも、飲むことはやめましょう。
また、基本的に1歳以下の子供に使用するのは控えましょう。
大人よりも皮膚の薄い子供には影響が大きいとされています。
1歳以上の子供であっても、大人よりティーツリーの影響を強く受けやすいです。
子供に使用する際は「濃度」も、大人よりも低めにして使用しましょう。

