ホホバオイルの保湿力は高く、スキンケア化粧品としてとっても優秀です♪
でも、そんなホホバオイルでも乾燥することがあるという噂が!
それは「ホホバオイルだけの保湿」では乾燥するというもの。
それが本当かどうか、ホホバオイルだけの保湿スキンケアについてご紹介していきます。
ホホバオイルだけの保湿スキンケア、実は【乾燥する】!?
ホホバオイルの成分は、私たちの皮脂と同じ「ワックスエステル」でできています。
ゴールドの天然成分100%のホホバオイルだと、約90%はワックスエステルで、残りの成分は高い栄養素がたくさん含まれています。
そのため、私たち人の肌に馴染みやすく、肌の刺激になるものが含まれていないので、ほとんどデメリットがありません。
しかし、そんなホホバオイルの「保湿力」を持っても、乾燥する場合があるんです。
それが「インナードライ」という状態です。
ホホバオイルだけの保湿で起こる、インナードライとは?
ホホバオイルだけの保湿で必ずなる!というわけではありません。
ただし、お肌の状態によっては乾燥したお肌で「インナードライ」という状態になる可能性もあります。
アナタはこんな経験をしたことがありますか?
「脂っぽくて化粧崩れしやすいのに、乾燥している」
「毛穴が開いているのに、カサカサする」
「季節の変わり目にかゆくなったり、肌荒れしやすい」
などなど、こういった症状に当てはまるアナタは要注意です。
インナードライ肌とは
お肌の表面には皮脂がたっぷり出ているのに、角質層の水分が20%以下に低下している状態のこと。
主に20代後半~30代にかけて起こりやすい症状。
肌の表面はテカテカしており、見た目はオイリー肌のように見える。
口元や目元など、皮膚の薄い部分は乾燥していたり、化粧水をつけるとヒリヒリするような敏感な状態になっている。
これが、インナードライと言われるお肌の症状です。
「肌表面はテカテカ」「肌の内部はカサカサ」という状態になっているため、自分では「皮脂分泌が盛んだから、私はオイリー肌だ」と思い込んでしまう場合もあります。
乾燥に気づかずに、間違ったケアをそのまま続けていると、より肌の状態を悪化させてしまうのです。
ホホバオイルだけのケアを行うと、このインナードライ肌と同じ状態をホホバオイルで作り出してしまうことになります。
ホホバオイルには「水分をお肌に与える」という成分は含まれていません。
そのため、ホホバオイルだけをお肌に与えてもお肌は潤されないのです。
もし、ホホバオイルだけでスキンケアを行えば、当然お肌は水分不足になります。
そして、お肌が乾燥した状態になっているにも関わらず、その上からホホバオイルを塗ると「外側はテカテカ」「内側はカサカサ」という、インナードライ肌と同じ状態が完成するのです。
ホホバオイルだけのケアは、インナードライ肌を自分で作り出してしまう「間違ったスキンケア」の方法!
実は乾燥している!?インナードライ度チェック♪
もしかしたらインナードライかもしれない!と思ったアナタ。
次の項目に2つ以上当てはまったら「インナードライ」の可能性が高いです。
ちなみに私は2つ以上当てはまっていました・・・。(涙)
インナードライ度チェック
口元はカサつのに、Tゾーンがテカる
冷房や暖房が効いた室内にいることが多い
夕方になると、化粧が崩れやすい
脂っぽいのに、肌のツッパリを感じがある。
ベタつくのが嫌で、お手入れは化粧水だけ
肌がごわごわして、化粧のノリが悪い
このリストで2つ以上当てはまっているアナタは「インナードライ」の可能性が高いです。
肌の内側は乾いているのに、皮脂分泌が過度になっているため肌トラブルを起こしやすくなっています。
本来お肌に必要な水分が不足し、皮脂分泌が盛んになっていることから、ターンオーバーが乱れやすくなっています。
そのため、毛穴には皮脂や汚れが詰まりやすくなり、肌のバリア機能も低下します。
すると、お肌は自分で自分の肌を守る力がなくなり、ひどい場合は「敏感肌」になってしまいます。(→敏感肌とは?どういった状態だと敏感肌なの?)
こういった悪循環は、シミやくすみ、シワなどの肌トラブルを起こしたり、ハリのない肌をつくります。
ニキビや吹き出物ができやすく、毛穴も開いていたり、黒ずんでいるなど、肌トラブルに次ぐ肌トラブルが起こってきやすいのです。
インナードライ肌は一見「オイリー肌」ですが、オイリー肌のケアをしてしまうと「乾燥→さらに強い乾燥」を招きます。
そうなると、お肌を健康な状態にするのが難しくなってしまいます。
インナードライ肌には、「保湿」が必須です。
そして、ホホバオイルを使う際にも「保湿する成分」が必須です。
インナードライ肌の方も、ホホバオイルだけでケアをしてきた方も、これからは「保湿成分」でしっかり保湿を行ってから「ホホバオイル」で潤いを閉じ込めるようにしましょう。
ホホバオイルだけの保湿スキンケア、インナードライに悪影響?
ホホバオイルは「高い保湿力」を持っていますが、ホホバオイル自体は「保湿する力」はないのです。
それは、ホホバオイルだけで肌に水分を作ることができないということ。
例えば、お風呂上りの水分を持っている肌や、化粧水・保湿クリームでお肌を保湿した後に、ホホバオイルを使用します。
すると、ホホバオイルがお肌への保湿成分の浸透を助け、保湿成分の上から蓋をしてくれるので水分が逃げることを防ぐことができます。
そのため、お肌には水分が残りやすく、保湿される時間や効果が高くなります。
インナードライ肌のように乾燥しているお肌は、肌の表面が荒れてしまい、肌内部の水分が蒸発しやすい状態になっています。
この状態で「保湿成分」を与えても、すぐに肌の隙間から蒸発してしまい、保湿を繰り返しても意味がありません。
そこで、ホホバオイルを使うことで、水分を与えた肌に蓋をすることができます。
オイルはいわばラップのような役割をお肌に果たしてくれるのです。
そのため、通常であれば外に逃げ出してしまう水分も、ホホバオイルが守ってくれることで肌の内部に水分がとどまります。
そして、お肌の水分量がアップし、ターンオーバーやバリア機能が正常化していくのです。
ホホバオイルは、お肌自体が水分を持っている場合や、保湿をした後のお肌にはとっても高い保湿力を発揮します。
注意するべきは、ホホバオイルを使用する際には、一緒に「保湿」する成分を持つスキンケア用品を使うか、タイミングを選ぶことです。
インナードライに必要な保湿成分
- セラミド
- ヒアルロン酸
- コラーゲン
- エラスチン
- グリセリン
- PCA(ピロリドンカルボン酸)
- リピジュア
インナードライ対策では「保湿」が最も大切になります。
良い保湿成分を取り入れることで、ホホバオイルを使用した時の効果もより高くなります。
高い保湿成分「セラミド」
特にセラミドがおススメです。
それは、お肌の保湿機能の80%はセラミドの働きのおかげだから。
セラミドには角質細胞の隙間をしっかりと埋めてくれる働きがあり、潤いを逃がしません。
セラミドには4種類のセラミドがあります。
- 天然セラミド
- ヒト型セラミド
- 植物性セラミド
- 合成セラミド
この中でも「ヒト型セラミド」が肌と同じ構成なので、浸透しやすく効果も高いです。
ただ、とてもセラミドの中でも高価なので、あまりにも安い場合は「含有量が少ない」と考えた方が良いでしょう。
セラミド1は水分保持してくれ、優れたバリア機能を持っています。
また、セラミド2は保湿力が強く、バリア機能を高めてくれます。
高い保湿成分「ヒアルロン酸」「コラーゲン」
潤いをしっかりと肌に閉じ込め、ハリや弾力を持たせます。
高い保湿成分「エラスチン」
コラーゲン同様、うるおいとツヤを与えてくれます。
乾燥を防ぎ、肌をしっとりした滑らかな肌にととのえ、たるみを防ぎます。
高い保湿成分「グリセリン」
保水性はとても高く、皮膚になじみやすい性質があります。
ただ、空気が乾燥しているところでは、水分が蒸発してしまうで保湿力を保持できない場合も。
グリセリンはヒアルロン酸との相性が良く、保湿効果をより高くすることができます。
高い保湿成分「PCA(ピロリドンカルボン酸)」
肌へのなじみがよく、角質層の水分保持を促す働きがあります。
高い保湿成分「リピジュア」
ヒアルロン酸の2倍の保湿力があるといわれています。
医療用に開発された成分なので、肌への刺激も少ないのが特徴。
ワックスエステルと保湿成分で相乗効果!?
ホホバオイルの主成分である「ワックスエステル」は肌に浸透しやすい特徴があります。(→ワックスエステルとは?)
そのため、インナードライへ効果のある保湿成分と一緒に使用することで、相乗効果を発揮します。
インナードライ肌は「実は乾燥している」というのが実態。
ホホバオイルだけでの保湿は「乾燥」した肌を保湿することはできず、むしろその状態を悪化させてしまう可能性があります。
しかし、ホホバオイルと保湿成分を一緒に使用することで、「必要な皮脂」も補うことができます。
それが「ホホバオイル」の持つワックスエステルであり、肌の乾燥を防ぐことができます。
ただ、使いすぎたり、お肌に合わない使い方をすると「肌荒れ」の原因になることがあります。(→ホホバオイルで肌荒れ!?適量ってどれくらい?)
適度な量で、正しい使い方をすることで「効果」を期待することができます。
ホホバオイルは天然成分であり、とても安全性の高いオイルですが、メーカーさんや種類によって品質が異なります。
できるだけ安全性の高いホホバオイルを使用することで、より高い栄養もお肌に補うことができます。
ホホバオイルの種類やメーカーさんを見極めて選ぶことが大切です。(→ホホバオイルの種類って?精製と未精製の違い)
それでもちょっと心配だな、というアタナの気持ちもわかります。
私も、ホホバオイルの使い方次第で「ニキビ」が増えてしまったことがあります。
今私がたどり着いがホホバオイルの使い方だと、安心して使うことができているので気になる方は参考にしてみてください♪(→ホホバオイルでニキビ!?本当に大丈夫?)

