ホホバオイルを使うことで、アトピーをケアすることができると言われています。
それは、ホホバオイルが肌に優しく、保湿力の高い天然のオイルだからです。
どんな使い方をすれば、ホホバオイルでアトピーをケアできるのか知りたいですよね。
そこで、この記事では次のような順番でお話ししてきます。
- ホホバオイルがアトピーケアに効果を発揮する理由
- ホホバオイルでアトピーケアする使い方とは?
- ホホバオイルをアトピーケアに使う際の注意点
ホホバオイルがアトピーケアに効果を発揮する理由
ホホバオイルがアトピーケアに効果を発揮する理由、それはアトピーが発生する原因を改善してくれることがあるからなんです。
アトピー自体が発症する明確な原因はわかってしません。
しかし、アトピーが発生しやすい状態のお肌には特徴があります。
アトピーとは?
アトピー症状が出やすい方は、肌表面を覆っている角質層のバリア機能が低下し、雑菌などが肌に入り込みやすい状態になっています。
この時のお肌は乾燥し、かゆみを感じる神経が肌表面の近くまで出てきてしまい、肌は外からの刺激に敏感な状態になります。
通常の元気な肌であれば守ることのできるものを、お肌が守ることができないことで、アレルギー反応が起こってしまうのです。
- 花粉
- ダニ
- ほこり
- 化学物質
主に、こういったものが原因でアトピーが発症しやすいといわれています。
しかも、アトピーのかゆみはとても強く、我慢できないほどの強烈なものです。
気を付けていても、寝ている間に無意識に掻いてしまい、出血してしまうこともあるほど。
そうすることで、かゆみを抑え、回復へと導きます。
ホホバオイルがアトピーに効果的な理由
そんなアトピーに対して、ホホバオイルが効果的だといわれているには理由があります。
それは、ホホバオイルの持つ主成分に理由があります。
ホホバオイルの90%はワックスエステルという成分でできています。
このワックスエステルは、私たちの皮脂に含まれる成分と同じなのです。
私たちの皮脂と同じ成分でほとんどが構成されているホホバオイルは、私たちの肌になじみやすく、私たちの肌を正常に働かせる機能があります。
- 肌のバリア機能を高める
- 高い保湿効果
- 皮脂分泌を整える
- 抗菌作用
- 抗炎症効果
ホホバオイルに含まれる「ワックスエステル」のおかげで、こういった効果が見られます。
この効果は「アトピーのかゆみ」を抑えるにはとても有効です。
また、しっかりとお肌を守ってくれるので「アトピーのかゆみの元」になる外的刺激からしっかりガードしてもらえるのです。
しかも!!
私たちの皮脂に含まれる成分と同じなので、リスクも低く、アトピー体質や敏感肌でも使用できちゃうところが魅力!
ホホバオイルは酸化もしずらく、高い安定性があることから安心して使うことができるのです。
ホホバオイルがアトピーの原因「黄色ブドウ球菌」を破壊!
アトピーの炎症を起こす大きな原因のひとつは、黄色ブドウ球菌といわれています。
ミシガン大学のテストでホホバオイルの中に菌を入れる実験をしました。
ホホバオイルの中に入れた菌の一覧はコチラです。
- カンジダ菌
- ブドウ球菌アウレウス(黄色ブドウ球菌)
- シュードモナス菌
なんと!!
しかも!!
ホホバオイルはブドウ球菌やシュードモナス菌を1時間15分以内に破壊したことを発表しています。
その結果、ホホバオイルの殺菌効果は素晴らしいものだと証明されたのです。
- 肌荒れ
- にきび
- 吹き出物
- バクテリアが主な原因と言われているかゆみを伴う肌荒れ
これらの肌トラブルに対しての効果的なものだと証明されています。
ホホバオイルがすべてのアトピーに効果があるわけではありませんが、お肌に合えばよい効果が期待できます。
ホホバオイルの高い殺菌・抗菌力がアトピーケアには有効だといえます。
ホホバオイルでアトピーケアする使い方とは?
ホホバオイルでアトピーケアに使うおススメの使い方は、主に3つの方法があります。
私も実際に使ってみて、この3つが良いと思いました。
- 洗顔や体を洗う刺激を減らす方法
- お風呂上りの保湿をする方法
- 洗顔後に化粧水と一緒にケアをする方法
① 洗顔や体を洗う刺激を減らす方法
使うタイミング
乾燥の強く、通常の洗顔や体を洗う時に刺激を感じる時
- 洗顔前
- お風呂に入る前
使い方
- オイルをたっぷりと手に取り、温める
- 乾燥を感じやすい部分にオイルを塗る
- 15分ほどそのまま置く
- 体を洗ったり、洗顔をする(こすらず、優しく洗う)
- お風呂上りに保湿をする
肌に、雑菌や汚れをためない事が重要です。
② お風呂上りの保湿をする方法
お風呂上りの保湿に使う方法です。
お風呂上りだからこそできる方法なので、お風呂上りの体が水分を含んでいる状態で使いましょう。
使い方
- お風呂上りに、軽くタオルドライをする(ほとんど水分をふき取らなくてOK)
- 手にホホバオイルの適量を手に取る(片足に2~3滴でOK)
- 手のひらでオイルを温め、体に塗る
しっかりと保湿をしておくことで、長時間潤った肌をキープすることができます。
③ 洗顔後に化粧水と一緒にケアをする方法
使うタイミング
- 洗顔後
- お風呂上りの肌が清潔な状態の時
使い方
- 洗顔をし、タオルドライをする
- 化粧水で保湿
- ホホバオイルを1~2滴手に取り、優しく顔に広げる
- 必要な場合は、乳液や美容液でさらに保湿する
順番を間違えてしまうと、逆効果になることもあるので要注意!
お肌に水分を与えてから、その水分が蒸発しないようにホホバオイルで蓋をしてあげましょう。
ホホバオイルをアトピーケアに使う際の注意点
ホホバオイルをアトピーケアに使う際の注意点は、次のようなことがあります。
間違えると悪化させてしまうこともあるので要注意です!
- パッチテストを行ってから使用を開始する
- ホホバオイルだけで使用するのは、肌に水分が含まれているタイミングだけ
① パッチテストを行ってから使用を開始する
使用を開始する前に、必ずパッチテストは行うようにしましょう。
ホホバオイルはどんな肌質にも合うと言われているオイルです。
しかし、それでも100%の人が使えるわけではありません。
まずはパッチテストを行ってから、少しずつ広い範囲で使うようにしていきましょう。
その日の体調によって結果が変わることもあるので、不安な場合は数日に分けてパッチテストを行うのもおススメです。(→パッチテストの方法)
② ホホバオイルだけで使用するのは、肌に水分が含まれているタイミングだけ
ホホバオイルの保湿力は高く、お肌に安心して使うことができます。
しかし、ホホバオイル自体には「水分を与える」という働きはありません。
ホホバオイルの保湿力は、あくまでも「水分の蒸発を防ぐ」という働きです。
そのため、お風呂上りのような体に水分が含まれている状態の時、あるいは化粧水などで肌に水分を与えた後などに使うのがルールです。
もし、通常時にホホバオイルだけを使うと、インナードライ肌などを引き起こす可能性もあります。(→インナードライ肌とは?)
肌の状態を良くするためにも、使うタイミングには注意をしましょう。

