ホバオイルには保湿効果があり、私たちの肌にバツグンの効果を表してくれます。
そんなホホバオイルに含まれるといわれる「オレイン酸」。
オレイン酸っていったいどんな効果があるのでしょうか?
また、オレイン酸が入っていても大丈夫なのでしょうか?
ホホバオイルとオレイン酸についてご紹介していきます。
ホホバオイルに【オレイン酸】って入ってる?その効果は?
ホホバオイルに含まれている主成分は「ワックスエステル」です。
ワックスエステルは私たちの皮脂成分と同じ成分であり、ホホバオイルが肌に馴染みやすいのは「ワックスエステル」が含まれているから。
しかも、ワックスエステルは厳密にいうと「オイル」ではありません。
そのため、ニキビの予防や改善、保湿効果や抗酸化作用、抗菌作用などのたくさんの効果が期待できちゃいます。(→ワックスエステルって何?)
ホホバオイルが魅力的な理由は「ワックスエステル」を90%以上も含有し、ワックスエステルをこんなにも含んでいる植物は他にないから。
そんなホホバオイルですが、ほかにも魅力的な成分を持っているんです。
ホホバオイルに含まれる「オレイン酸」とは?
オレイン酸とは、私たちの皮脂成分の中でもっとも多く含まれている脂肪酸です。
私たちの皮脂成分の約40%を占めています。
美肌の特効薬ともいわれ、肌を柔らかくする効果があります。
加齢とともに減少していき、オレイン酸が不足することで乾燥やシワを引き起こすことがあります。
ただし、オレイン酸にはデメリットもあります。
皮脂成分に含まれている「オレイン酸」と「パルミトレイン酸」は、お肌に多すぎると「肌を荒らす」という特徴があります。
そのため、オレイン酸が多すぎると美肌とは逆効果に!!
通常の肌の人はオレイン酸が十分お肌にある状態です。
そのため、オレイン酸の多いオイルや化粧品を使うと、水分蒸発量が増え乾燥ぎみになり、きめが粗くなっていきます
それは、不全角化の状態ということ。
ただし!!
その場合は、オレイン酸がたっぷり入ったオイルを使うとお肌の皮脂分泌がちょうどよくなります。
乾燥が原因で「ニキビ」ができやすいタイプの場合は、オレイン酸をお肌に塗ってあげることでニキビの改善につながることがあります。
お肌のタイプによって、オレイン酸を塗るかどうかを見極めていきましょう。(→お肌のタイプを見極めろ!実はアナタの肌も乾燥しているかもチェック!)
では、ホホバオイルには「オレイン酸」は含まれているのでしょうか?
ホホバオイルに含まれる脂肪酸の割合
ホホバオイルの約90%はワックスエステルという成分です。
そして、残りの10%の中には「脂肪酸」と「ビタミン」「ミネラル」などの栄養分が含まれています。
その中でも「脂肪酸」にも多くの種類があります。
ホホバオイルに含まれる脂肪酸成分はこんな感じです♪
ホホバオイルの脂肪酸
- エイコセン酸 65 ~ 80%
- エルカ酸 10 ~ 20%
- オレイン酸 5 ~ 15%
- リノール酸 0 ~ 5%
- リグノセリン酸 0 ~ 5%
- パルミチン酸 0 ~ 3%
- パルミトレイン酸 0 ~ 1%
- ステアリン酸 0 ~ 1%
- リノレン酸 0 ~ 1%
実は、ホホバオイルに含まれる脂肪酸の中には「オレイン酸」もあります。
とっても少ない割合に見えますが、「多く与えすぎる」と肌トラブルの原因になります。
ホホバオイルを使用して「お肌の調子が良い」という人が続出し、こんなにも話題になるということは「オレイン酸」の量はちょうどよいということ。
また、主成分となっている「ワックスエステル」がオレイン酸と似ている働きをしてくれます。
しかも!!
そのため、もし「オレイン酸」がお肌に不足している場合は、「皮脂分泌」を促してくれるので「お肌自体」の自然な保湿効果にもつながるのです。
ホホバオイルで保湿と美肌を目指そう!
ホホバオイルには「ワックスエステル」や「オレイン酸」といった、私たちの皮脂成分に含まれる成分が入っています。
そのため、私たちの肌に馴染みやすく、デメリットやリスクもとっても少ないんです。(→ホホバオイルのデメリットって?)
ただ、ホホバオイルの使い方を間違えると、逆に肌トラブルを引き起こす可能性もあります。
使用するときに注意するのは「使うタイミング」と「使い方」です。
これをしっかりと守ることで、お肌に素晴らしい効果をもたらしてくれます。(→ホホバオイルの正しい使い方!間違えると乾燥しちゃう?)

